レーザー併用 GAUDISKINセラピューティック治療7週間の代表的な具体的治療経過です。
(症例により詳細は違います)
☑️症例)
他院でトーニング治療を数回受けるも改善無く、当院で治療開始となりました。
全顔に細かいしみを無数に認めます。
薄い肝斑の混在も否定できませんが、肝斑よりもしみ治療優先の方針で治療開始しました。
✅初日(写真1)
🔖スムースクレンズ、インナーモイストTAローション、HQクリア、0.1%トレチノイン(アクネリス:HQクリアの3プッシュ分使用)の4アイテムで使用開始しました(目の周囲はトレチノインのみ使用なし)。
🔖すべての色素に対し、Qスイッチレーザー照射しました。
🔖ピコレーザー使用(エンライトン(532波長)、6mm径、1226発)
※ 照射直後のみステロイド軟膏使用します。
※ 照射当日夜から、通常通りのセラピューティック治療を、かさぶたの上から開始します。
✅1週目(写真2)
🔖すでにレーザーによるかさぶたはすべて取れています。
🔖マックス量のトレチノイン使用でもビタミンA反応は多くなく、トレチノイン量調整せず。
🔖この1週目で、個人に合わせた最適なトレチノイン使用基準量を決める事が重要です。
🔖目の周囲もトレチノイン使用開始(上眼瞼は極少量から開始)
✅3週目
🔖この時点でしみはすべてなくなっているはずであり、この時に残存しているのは、ほくろや脂漏性角化症などの削らなければとれないもののみとなります。これらに炭酸ガスレーザー治療を施行します。
🔖しみなどのメイン色素治療はほとんど終わっており、3週目から、トレチノインは2/3~1/2に減量します。
✅7週目 セラピューティック終了時(写真3)
🔖レーザーによる炎症後色素沈着もゼロでいけました。
🔖レーザー照射部以外の色素も改善して均一な仕上がりとなりました。
🔖ビタミンA反応は終始軽度でした。
🔖3週目で、ほくろなどを炭酸ガスレーザーで除去しています。
※2種のレーザーを使用すると、ほとんどのものを取ることが可能です。
🔖この後、1ヶ月半~2ヶ月の移行期間(トレチノイン1~2P程度を週2回使用)を経て、レチノールのメンテナンスプログラムに移行します。
🔖トレチノインは20g製品1本でちょうど使い終われるように極力調整しています。
🔖移行期間が始まるこの時から、エクラリバイブ開始しています。
🔖8週目あたりでなくなるHQクリアは、もう1本追加して終了としています。
(リバウンド的な肝斑の悪化の可能性もあるため。計5ヶ月使用)
短期間で一気に結果がだせることを目指しています。
レーザー併用セラピューティック治療の場合は、7週間で十分と考えています(4週間でも可能です)。
レーザーを多用することによって結果が前倒しされているために、長期間セラピューティックをする必要がありません。
また、レーザー併用は長期結果にも優れます。
ZOセラピューティック後半の2~3ヶ月目で起こることがあった肝斑の悪化やアレルギー反応の誘発、トレチノインによる黒化なども未然に防ぐことができ、安全性の高い治療となります。
肌が危機的な状態は短期間であればあるほどよく、極力短い期間で同等の結果を出せるようにプログラムを組むべきと考えます。
特に日本人は長期間セラピューティック治療をしない方がメリットが多く、特に理由が無い限りは、7週間以下でセラピューティック治療を切り抜ける感覚を持つことが重要と考えます。
レーザーを併用しない場合でも、7週間塗って取れないしみはその後も取れにくい傾向にあるため、結局7週間のセラピューティック治療で実質十分と考えています。
肌質的には長期ですると、より改善するかのように思いますが、過矯正の期間が長く、過矯正の程度が上がるだけで、獲得出来る最終的なメリットは少ないと考えます。
レーザーによるかさぶたが社会的に難しい場合は、外用で取れにくいくっきりはっきりしたしみだけの照射や、3~4週目あたりでとれが悪そうなしみだけの照射など、最低限のレーザー併用もいいかと思います。
ZOのセラピューティック治療を数多くしてきた中での私の多く反省から、現在のレーザー併用 7週間GAUDISKINセラピューティックに行き着いています。
今後もよりいい方法を見つけていきたいと思います。
注)これは私個人の現時点での治療方法であり、 GAUDISKINとして定められた治療法ではありません。GAUDISKINのみでの治療も一つの有効な治療法であり、担当される先生の方針に沿って治療をお願いいたします。
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