皆様のご使用方法で
気になること ③
セラピューティック時の
*過剰なビタミンA反応と
過矯正について
*使用するアイテム数について
*スムースクレンズの
ご使用について


✅⑥セラピューティック時の過剰なビタミンA反応について

海外製の使用法では度を超えたビタミンA反応も散見しますが、度を超えてもむしろ歓迎すべき風潮もあったと思います。何のためにビタミンA反応をだしているか、ビタミンAによる反応の程度のその意味が重要です。

そこで、よく考えて頂きたいのです。
ぼろぼろ、真っ赤、かゆすぎる、痛い、見た目もビニール肌みたいなど、度を過ぎたものであれば、人の肌としておかしい症状であることに気付いて欲しいのです。
どんな治療も人としての肌の範囲内で治療すべきであり、肌の限界を超えてしまう事は好ましくありません。

この海外製使用時のコントロールできない程出てしまう強い反応は、日本人でも治療を成り立たせるためによしとせざるを得ずにやってきたところもあると思います。どの結果を出すためにどれくらい反応を出せばいいかコントロールできる範囲内でなければ、ベストな治療には持ち込めません。

GAUDISKINセラピューティック治療では、0.1%の濃い濃度のトレチノインを使用しても、アンコントローラブルな反応にはならないことがほとんどです。

トレチノインによるビタミンA反応多=肌が危機的な状態と捉えて頂きたいと思います。

肌が危機的な状態になる程度も期間も、最低限で結果を出せる方法がベストな治療法です。目的を達成するために必要な分だけの反応にコントロールすることが重要であり、コース期間の中でも不必要な反応量にならないように、時期により使用量をコントロールすることが求められます(投稿No.41参照)。

期間についても同様であり、長期間しても過矯正の期間が長くなるだけで、セラピューティックが終わってしばらくすれば、落ち着くところは同じです。

私も、セラピューティック治療の駆け出しの初期のころは、Dr.OBAGIの18W理論(反応期→耐久期→完成期)ですべてしていましたが、結果がでた時点でさっさとセラピューティックを切り上げても、最後まで我慢してやり遂げても、落ち着く長期結果にあまり差がないことがわかりました。
そのような経験から、現在は7W間のセラピューティック期間に落ち着いています。

トレチノインを使用すると、ビタミンA反応により肌質が良すぎる状態になります。この状態を喜ぶのは何の意味もありません。この一時的な肌質の過矯正は、しみや肌機能を改善したりするために取られた手段であり、獲得できる目的ではないのです。

よって、短期限定使用に限られたトレチノイン使用期間内でのビフォーアフターの見比べには、意味がありません。
セラピューティック治療が終わって半年以上先の結果との見比べがすべてです。
しみがすでにかなり再発していたり、肌質が戻ってしまっているようでは、治療した意味は薄かったと言わざるを得ません。
また結果を維持するために、レチノールの使用が無いのは論外として、ビタミンA反応がでてしまうレチノール製品や使用法しか選択できていなければ、生涯にわたる使用も結果の維持もできなくなってしまいます。

セラピューティック期間内には、過度な過矯正にならない様にA反応を適切に調整し、終了後にはどこに落ち着いて、どんな方法で結果を長期的に維持できるかプランニングができていることが重要です。

✅⑦セラピューティック時のアイテム数について

セラピューティック時の効果は90%以上がトレチノインによるものと言っても過言ではありません。
よって、このトレチノイン・ハイドロキノン療法の時には、それ以外のアイテムは最小限でよく、それ以上のアイテムを追加しても、効果に関与することは少なく、商業的スキンケアの意味合いが強くなると考えています。

また、肌が超敏感肌になるこの時期には、普段は必要な成分であっても、必要なければ極力使用しない方が安全に施術を行えます。

従って、 GAUDISKINセラピューティックでは、洗顔(スムースクレンズ)、化粧水(インナーモイストTAローション)、ハイドロキノン(HQクリア)、トレチノインの構成で十分と考えています。
強いて加えるならば、必要に応じてシンプルな保湿剤程度ではないかと思います。
エクラリバイブの併用をされる方もおられますが、ご希望ならば止めませんといった程度です。

✅⑧セラピューティック中のスムースクレンズの使用について

トレチノインを多く使用する治療時には、肌が超敏感肌+危機的になるために、洗顔は肌に優しく、摩擦が少ないものをご使用頂くのが適していると思います。

よってセラピューティック治療時には、このスムースクレンズがもっと多くの方に使用されたらいいなと思っています。
当然私は、セラピューティック時にはスムースクレンズ一択です。これにより、セラピューティック時に起こりやすい洗顔時の痛みや刺激がかなり減り、苦痛の少ない治療が可能となります。

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